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'22 LEVIS 506XXJKT
ヴィンテージデニムジャケットの代名詞的存在、LEVI'S 506XX 通称ファーストとも呼ばれています。
これは赤タブ装着前のタイプで非情に珍しい506XXなんですよ!フロントプリーテッドブラウスと呼ばれていた213XX
からはじまるヴィンテージデニムジャケットの中ではとても息の長い商品で、様々な仕様変更がありましたが1952年の
507XXが発表されるまで、LEVI'S社のスタンダードスタイルとして君臨していた歴史的デザインを持つ506XX。今もなお
多くのメーカーさんから506XXを模倣した商品が発表されております。
このフロントプリーテッドブラウスってボックス型のシルエットで着てみると案外着易い(喜)
私の場合、一張羅として『頑張る日』に私の正装として着用してます(笑)まさに『お出かけ用』なんです!
家族の評判だって、それは・・・・きっと・・・喜んでもらっているんだろうと自分では思っております・・・・(汗)たぶん。
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### バックスタイル ###
後ろから見たスタイルが個人的にとても好きなんですよね!このシンチベルトが何だか時代を感じさせてくれますね!
ボックス型のシルエットでゆとりある形に加えシンチベルト自体がその重みでたわんで、丁度良い感じにだらしない・・・
と言うか(照)しかしながら残念なことに当時のアメリカでは『鞍』などに傷をつける心配が有るとの利用から、このシンチ
を切り取ってしまう。そんな風習があり現存する506XXの中で切り取られてしまった物を数多く見ることがあります。
本当に残念なことですよね(涙)
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### フロントポケット ###
506XXの特徴と言えばこのポケットですね?パッと見て印象的なこのディテールにも若干の違いがあるんですよ。
物を入れるって言っても最近では携帯電話かタバコくらいしか入れることは有りませんよね(笑)
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### フロントポケット(裏) ###
フロントポケット入れ口にリベットが配置されているのが分かりますね?
このリベットもこの506XXが最後となります。前の身立て部分の裏側にはセルビッジが使用させているのが分かります。
でも、ここにセルビッジが配置されているからとい言っても表面にはアタリが出る訳でもなんでもなく、ただ何となく
付いている的なディテールです(笑)
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### フロントポケットA ###
これがフラップを上げた状態。フラップの裏側にはライトオンスの生地が貼れています。
ポケットの入れ口の両端を押さえるために頑張ってしがみついているリベットが見えますね!
22'S 506XXは赤タブ装着の前ですので赤タブは有りません・・・当たり前ですね(照)
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### ボタン ###
22 501XXのようなデザインのボタンではなく極普通のボタン・・・のように見えますが、このボタンも戦前物のディテール
を今に伝える大切な役割がありました(喜)表面から見ても横から見ても上手に画像では伝わりませんが、中央の○が少し
凹んでいるタイプです!・・・って分からないですよね(汗)
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### 支柱 ###
ボタンの支柱に注目です!足が短くてちょっとしたくぼみが有るのが分かりますか?
お手持ちに戦前のLEVI'Sをご用意の上、ご確認ください!戦後物との違いとして
かなりの確立でご理解いただけると思います(大笑)
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### ボタン裏 ###
ボタン裏は37 501XXなどでよく見られるタイプ。少し小さめで表面が丸いんです。何だかちょっと頼りない
感じが致しますが、この子は何十年もの間ここに、しっかりとしがみついていたんですよ!
そう考えるとなんだかいじらしい感じが致しませんでしょうか?
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### ステッチング ###
'22 506XXには赤タブは無いんです、それ以外にもフロントのプリーツを留める四角のステッチングが小さいのが分かりますか?
ここを比較して見ると単なる赤タブがちょん切られた506XXではないのが分かっていただけると思います!!!
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### 袖 ###
506XXの袖の合わせは2通りあるんですよんね?生地の合わせが2枚の物と3枚の物・・・。何ででしょう???
サイズの違い?それとも年代的な違い?なんか意味があるんでしょうか?どなたか詳しいコレクターさんがいましたら
私に教えていただきたいです!よろしくお願いいたします!
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### シンチ ###
時代的にはシンチに滑り止めの無いタイプが付いているはずなんですが、これには滑り止めが付いています。
パンツではこういったことはないはずなんですが・・・。まぁ、なにはともあれ無事にシンチが装着されているんで
ヨシ!としておきましょう!シンチはもちろん針刺しのタイプです。このシンチも40'Sに入るとバックルのタイプへと
仕様変更になりますね!大まかに戦前物と戦後物を見分ける大切なディテールでもあります。
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### カフス ###
506XXはカフスの併せが今の物と比べ反対になっていますね。
このカフスの仕様変更は507XXからですので事実上このタイプのカフスは506XXで最後となります。
左:506XX 右:507XX
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### リベット ###
リベットは'30前半までのタイプでCoのoにアンダーバーが刻印されています。
このタイプのリベットが付いていればほぼ100%戦前の物です。いやぁ、やっぱり戦前物って何だか
響きが素晴らしいですね(喜)
これからも私の一張羅として末永くよろしくお願いいたします!
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