LEVI'S 557XX VS 557XX REPLICA〜Silhouette〜

LEVI'S 557XXのオリジナルと復刻の各所のシルエットを比較して見ました！ディテールの比較は後ほどUpしますね（笑） いやぁ、本当に最近の技術と言うのか、探究心と言うのか？有る意味敬服いたします（笑）オリジナルを懐古主義的に 振り返るのではなくあくまでも復刻する事へこだわったんでしょうね？自社のかつての名品を作り直す訳ですので全く 同じ物を作る事が可能だったと思われるLEVI'Sにとっての「復刻」とはどんな意味を持つのだろうか？それにしても、 各所各所が大まかには全くと言って過言ではない位、忠実に復元される一方で、細部において現代のファッションへ 取り入れられやすいようにデフォルメ？がなされているように思えます。 って、意味分かります？まぁ、何はともあれ次回はディテールの比較をいたしますね（照）

###　LEVI'S 557XX　###

LEVI'Sの東部市場を意識して開発され、1962年に発売されたブロンズボタンの最初のジャケット。 今までのプリーテッドフロントブラウスとは一線を画し、実着用した時のラインを強く意識した と言われているこの557XXは今で言う、立体裁断のような物だったのではないでしょうか？

この頃から、LEVI'Sの製品は徐々にファッションへ取り入れ始められ、よりスタイリッシュなデザイン で全世界に向け発信されることとなるんですよ！同時期に発売になった551ZXXは、後の505です。 もちろん、501ZXXと同じてつを踏まないようにプリシュランクドデニムでの発売となり、多くの学生さん等の 支持を得たと言われています。

この子達はどちらも557XXのLOTで生産された子達ですが、左側の子はいわゆる557XX復刻と呼ばれるプロダクツ。 557XXってヴィンテージジャケットとしては本当に着易く、合わせやすい優れもので万人に愛されるジージャンの 原型を創出した歴史的遺物なんですよ（笑）

ここではこの557XXオリジナルと557XX復刻を比較してみようと思います。 個人的な見解から比較しています全体を通して非常に良くできているとは思いますが・・・ディテールがっ（汗） LEVI'Sがかつて同社で生産していた557XXをどのような観点で捕らえているんでしょうかね？ 思ったよりも高い精度で復刻されていることを考慮すると、大変な作業を伴ったんでしょうね？

私自身最近では一番のお気に入りの557XX！ちょっと辛口になっちゃっているかも知れませんが、これを見た人が557XXに 興味を持ってくれる内容になると嬉しいですね（照）

###　シルエット　###

557XXオリジナルは最初期のギャラ入り、557XX復刻はギャラなしとなってますが、最初期の557XXの復刻と言う事なので 同じサイズで比べようと思い、いざ復刻購入へ・・・

チェストを合わせると、オリジナルは38インチだったのだが 557XXの復刻はワンサイズ大きく作られているらしく、表記では３６インチ（苦笑）これで本当に大丈夫か？と少々の不安を 抱えながら、実際に重ねてみると・・・・・・・ん？

ピッタリ！！！（驚）襟を揃えアームの付け根から裾までを揃えて見て正直、 驚きました（大汗）本当に全く同じシルエットなのが分かりますか？下に557XXのオリジナルが重なっているんですよ！

###　着丈と身幅　###

557XXの復刻を重ねたままの状態で比較したところ、アームホールから身幅、着丈のバランスがオリジナルと全く同じ（驚） 今の流行に合わせてアームホールは狭く、寸胴型の身幅もタイトにしているのかと思いきや（汗）全く同じバランスで作られてる・・・

###　アーム　###

アームホールの大きさのバランスが同じだったことに驚いてばかりもいられませんでした（汗） なんとカフス部分まで全く同じバランス、同じシルエット。

###　フロントポケット　###

いやぁ、ここまでデザイン、シルエット、パーツにおいて完全とも言える復刻ぶりだったのに・・・ 557XXの大代表的なパーツのこのフロントポケットが・・・

大きさと言うよりも長さが全く違う（汗） バランス的にも全然、違った印象を受けるフロントポケットになっちゃってますね（涙）オリジナルのデザインも 個体差は否めませんが、手持ちの557XX数枚と比較してみましても、こんなに小さな？フロントポケットの子は いませんでした。